三脚の選び方

今使っている古いジッツオの3型アルミが不慮の事故で曲がりスムーズに使えなくなったので、新しく32mm経の三脚を買うことにしました。
現状は36mm・28mm・22mmがあり、人物撮影・俯瞰撮影などで使い分けています。
ロケでの商品撮影は32mmの三脚が安定性もあり1番好んで使用しています。
雲台はギア雲台を使用しているので三脚のセンターポールも精密なアングルを調整するのにギア式以外は選択外です。人物撮影は自由雲台・3way雲台なのでラピット式が早くて便利です。

購入するのにまずは、アルミ製かカーボン製かで選ぶことになります。
Web上ではカーボン製が振動吸収性が良いからオススメです。と言っていたりしますが厳密には同じパイプ経で同じ重量ならと付けるべきです。アルミは重量で振動を抑え込んでいますから。
そしてどの振動に対して振動吸収が良いのかも書いていません。
振動(音)は縦波と横波があって空気を伝わるのは縦波です。地面から来るのは両方です。
風が吹き続ける場所、波打ち際での撮影やトラックが通る幹線道路に近く。常に振動する場所では振動吸収し熱エネルギーに変換する効率より、伝わってくる振動エネルギーでは振動しない重量を選んだほうが良い。なのでストーンバッグなどが重要になります。
じゃあ、何に対しての振動吸収かは、一眼レフのミラーショックです。
カーボン三脚はアルミ三脚と比べて一眼レフカメラのミラーショックの振動吸収が良いと書くのが正しい(と思っている)
風や波、車など外部要因の振動が1回で終わるわけは無いので。
そんな理由で通常使用の目的で今買うならカーボン三脚が良い。という流れだと思います。
1番は重量ですが。
友人がキレイに撮れるカメラが欲しいと言ってきても重くて使わなくなるから、高級コンデジか軽めのAPS-Cミラーレスを進めるのと一緒です。使える重さじゃなきゃもったいない。

次は大きさになります。最大伸ばしたときの高さとパイプ経。
三脚の耐荷重は目安で使用機材を目安にパイプ経で選んだほうが良いです。
パイプ経が大きくなると容積が増えて振動(歪み)難くなります。
望遠レンズを使うなら32mmでそれ以上は36mmが望ましいです。
僕は70-200f2.8を使っても28mmでも使っていますけど。

僕が必要なのは、エレベーターがギア式。32mmパイプで高さが2000mm程度。
ジッツオのシステマティックでセンターポールをギア式にすればクリアしますが、3型でもけっこう嵩張る。それ使うなら36mmのザ プロフェッショナル4NSを持って行きます。
ベルボンかスリックかで選ぶならスリックという事でカーボンマスター934にしました。
カーボン三脚はアルミ三脚のように雑に扱えないのでカーボンを保護するスポンジを取り付けることにします。
年に数回の出番しか無いザ プロフェッショナル4NSも傷だらけです。
スポンジがメーカー取り寄せのようで1つしか届かないので現状は1つのみです。

商品撮影三脚は絶対にギア式です。だってギア雲台使ってるでしょ。