
商品撮影ではライティング技術を求められるの当たり前で、それと同時にアオリの技術も必要です。
アオリはピントの被写界深度をレンズやカメラを操作して全部にピントを合わせたり、ミニチュアのようにボカしたりすることです。
これが出来ないプロカメラマンはモグリです。
商品の形を整えるにもアオリは必須です。バックアオリの有無が効いてきます。
蛇腹式のカメラを使うのが普通ですが、僕はコンパクトな蛇腹カメラのカンボのアクタスGFXを使用しています。
ギア式でアオリを調整出来るので精密動作が可能です。
ただ、標準で付いてくる蛇腹では短くマクロや135mm以上は使えないのでロング蛇腹を買う必要があります。
さらに、バックアオリをするのにベースティルトキットと言う別アダプターを購入する必要もあります。
これでやっと使えます。
このカメラの弱点は広角が使えなくて47mmでやっと使える程度です。ほとんどアオれないし無限遠が難しいから意味ないけど。
デジタルなので極端なアオリは大幅な画質低下になり意味無いからアクタスフルセットでベストな使い勝手になります。
それ以上の広角は切り替えてTS-E17mmを使います。
高画質でGFXにも十分使えます。
僕の持ってるレンズに関してですが、TS-E24mmよりTS-E17mmに1.4倍のエクステンダーを付けた方がキレイでした。TS-E17mmは出目金なのでハレ切りに気を使いますが。

